一人分の情報が1か所にそろう
散らばっていた書類・記録・ソフトのデータを利用者カルテに統合。誰が見ても、その人の経過・得意なこと・配慮事項がすぐにわかる状態になります。
地域と企業の未来をつなぐコース 05
福祉事業者向け利用者カルテから経過観測まで、
一人ひとりに合う配置を組み立てる支援員へ。
就労支援事業所の支援員は、一人で約10名の利用者を担当しています。ところが利用者の情報は、入所時の資料・面談メモ・支援記録・作業日誌・記録ソフトのデータ・個人のメモに分かれていて、配置の判断は担当者の記憶と経験に頼りがちです。本訓練では「①利用者カルテをつくる → ②業務とスキルマップを整理する → ③適材適所を決める → ④経過観測をAI・DXで回す」の4段階を、生成AIを補助に使いながら16時間の演習中心で習得します。判断は必ず支援員(人)が行い、AIは下書きと選択肢の整理までを担います。
「受講して終わり」ではなく、訓練後に社員が何をできるようになり、会社に何が起きるかまで設計しています。
要配慮個人情報を扱う福祉現場でのAI利用ルール(匿名化・入力禁止事項・出力を記録に使う前の確認手順)を説明でき、実践できる
利用者カルテの項目を自分たちで設計し、入所時資料・面談メモ・支援記録・記録ソフトのデータをAI補助で1か所に統合できる
事業所の仕事を工程に分解し、必要スキル・環境条件・難易度・標準時間を定義して、利用者と職員のスキルマップを作成・更新できる
カルテ・スキルマップ・作業要件を突き合わせて複数の配置案と根拠を整理し、支援員として判断し本人に説明できる
経過観測の項目と記録の取り方を決め、AIで週次・月次のサマリーと変化の兆しを出し、配置・目標の見直しにつなげられる
面談の準備(質問案)と振り返り(要約・次アクション・計画案の下書き)をAI補助で短時間に行い、サービス管理責任者の確認につなげられる
散らばっていた書類・記録・ソフトのデータを利用者カルテに統合。誰が見ても、その人の経過・得意なこと・配慮事項がすぐにわかる状態になります。
カルテ×スキルマップ×作業要件という共通の型で配置案を組み立てるため、支援員ごとのばらつきが減り、判断の根拠を本人・同僚にやさしい言葉で説明できます。
記録の取り方をそろえ、AIで週次・月次のサマリーと「前回からの変化」を出すため、改善の兆しも不調の兆しも早く拾え、配置と目標の見直しにつながります。
すべての単元が「学ぶ → 講師が用意した架空事業所の資料とデータで練習する」の実践形式です。訓練の中で、事業所で実際に使う仕組みや計画そのものはつくりません。
単元 1
支援員=約10名の担当という役割を整理し、利用者カルテに何を載せるかを決めます。あわせて、要配慮個人情報を扱う現場でAIを使うためのルールを最初に固めます。
1-1 オリエンテーション/カルテに載せる項目を決める
訓練の位置づけと到達目標。基本情報、入所時のアセスメントと生活状況、障害特性と配慮事項、通院・服薬、本人の希望と目標、通所と体調の経過、作業の履歴、得意なこと、環境条件(音・人数・立ち作業・指示の出し方)、関係機関と緊急連絡先。
1-2 福祉現場のAI利用ルール
要配慮個人情報の取扱い、実名・事業所名を入力しない匿名化テンプレート、入力OK/NGの線引き、出力を支援記録に使う前の確認手順。接続・基本操作の確認と匿名化の小演習。
匿名化テンプレートを使った小演習で、入力してよい情報と入力しない情報の線引きを確認します。成果物:カルテ項目案。
単元 2
情報のある場所を洗い出し、記録ソフトのデータや非定型な文章から、決めた項目を抜き出してカルテに整理する手順を習得します。
2-1 情報の洗い出しとデータの取り込み
入所時の書類、面談メモ、支援記録、作業日誌、記録ソフトの入力データ、個人メモ、音声メモ。記録ソフトからのエクスポート(CSV等)をスプレッドシートに取り込む手順と、表記ゆれ・重複の整理。
2-2 AIによる抽出・分類・要約と検証
非定型な文章から項目を抜き出す型(事実→解釈→仮説)。音声メモの文字起こし。AIの出力を記録上の事実に照らして検証する方法。
架空の記録からカルテ項目を抜き出し、AIの出力を元の記録と照らして検証します。
単元 3
架空の利用者3名分の資料から、単元1で決めた項目のカルテを完成させ、更新の担当と頻度まで決めます。
3-1 カルテの作成と根拠の注記
入所時シート、面談メモ、支援記録3か月分、記録ソフトのエクスポート相当のCSVからカルテを作成。AIの出力を検証・修正し、根拠となる記録を注記する。
3-2 相互レビューと更新ルール
受講者同士の相互レビューと講評。誰がいつ書き足すか(更新の担当と頻度)の決め方も扱う。
架空の利用者3名分のカルテを作成し、相互レビューします。題材はすべて講師が用意した架空事例です。
単元 4
事業所の仕事を工程に分解して要件表にし、利用者と職員のスキルマップを同じ型で整理する考え方と手順を習得します。
4-1 業務の洗い出しと要件表
生産活動の受注作業(封入・発送、検品、軽作業、データ入力、制作補助など)と内部業務を洗い出し、工程ごとに必要スキル・手順の複雑さ・環境条件・難易度・標準時間を要件表にする。
4-2 スキルマップの型
スキル項目の粒度の決め方、評価の段階(できる/見守りでできる/練習中/未着手)の定義、縦=人・横=スキルの型。AIで作業説明文からスキル項目を洗い出し、現場の事実で修正する。
作業説明文からAIでスキル項目のたたき台を作り、現場の事実に合わせて修正します。
単元 5
架空事業所の作業を要件表にし、利用者・職員のスキルマップを埋めて、抜けや「1人しか担えない工程」を確認します。
5-1 要件表とスキルマップの作成
架空事業所の作業6〜8種を工程に分解して要件表を作り、利用者10名分・職員3名分のスキルマップを埋める。
5-2 抜けと偏りの確認
抜けているスキル項目と、誰も担えない工程・対応できる人が1人しかいない作業をAIに洗わせて確認する。相互レビューと講評。
架空事業所の要件表と、利用者・職員のスキルマップを作成します。
単元 6
カルテ×スキルマップ×作業要件を突き合わせ、制約条件を反映した配置案をAIに複数出させて人が選ぶ手順と、本人への伝え方を習得します。
6-1 突合と配置案の作成
通所日、体調、本人の希望、納期、工賃・賃金、職員の配置といった制約条件の反映。AIに複数の配置案と根拠を出させ、人が選ぶ手順。提案は仮説として扱い、診断名や属性で決めつけない。
6-2 本人への説明
決めた配置を本人にやさしい日本語で説明する文と、次に挑戦する作業の提示。
架空事業所(利用者10名×作業6種)の配置案と本人向け説明文を作成し、根拠を述べます。
単元 7
何を定点観測するかを決め、記録の取り方をそろえ、AIで日々の記録から変化の兆しを拾う仕組みを習得します。
7-1 観測項目と記録の取り方
出勤の安定、作業量と品質、スキルの段階の変化、体調、本人の言動のサイン、目標の達成度。選択式+自由記述のフォームと、記録ソフトへの入力項目をそろえる。
7-2 サマリーと見直しへの接続
AIで週次・月次サマリーと「前回と比べて変わったこと」を出す手順。改善・不調の兆しの拾い方と拾ったあとの動き方。フォーム集計・カルテへの反映・通知の自動化の考え方。モニタリングと個別支援計画の見直しへの接続(サービス管理責任者の確認が前提)。
架空の記録から週次サマリーと変化の兆しを出し、見直しにつなげる流れを確認します。
単元 8
経過観測の組み立てを練習し、架空事業所を題材に「カルテ→スキルマップ→配置→経過観測」の一連の手順を通しで練習します。
8-1 経過観測の組み立てを練習する
観測項目とフォームの組み立て、サマリー作成の指示文、見直しの周期(週次・月次・6か月)の考え方を練習する。
8-2 総合演習
同じ架空事業所について「カルテ→スキルマップ→配置→経過観測」の一連の手順を通しで練習し、相互レビューする。
8-3 要点整理と質疑
4段階の要点整理と質疑。次の段階の研修への接続。
架空事業所を題材に一連の手順を通しで練習し、相互レビューします。
実訓練時間16時間・全8単元。単元の組み方・期間は、事業所の業務都合に合わせて設計します。ビデオ通話による同時双方向のオンライン形式
STEP 1
カルテの設計とAI利用ルール、散らばった情報の構造化。演習:利用者カルテ3名分。
STEP 2
業務の洗い出しと要件表、スキルマップの型。演習:業務一覧とスキルマップ。
STEP 3
カルテ×スキルマップ×作業要件の突合と、本人への説明。演習:配置案と説明文。
STEP 4
観測項目と記録の取り方、AIによるサマリー。総合演習と振り返り。
前の単元で学んだ手順を次の単元で使うため、単元1から順に実施します。曜日・時間帯は、シフト・利用者の通所状況など事業所の業務都合に合わせて設定します。すべてライブ形式での受講です(録画視聴のみでの受講は不可)。演習はすべて架空事例を用い、実在の利用者名・事業所内の実データは使用しません。出欠は単元単位で記録し、欠席時は振替日を設定します。
訓練の設計から実施・修了評価まで、一貫してUjigamiが対応します。
課題・対象者・実施時期をヒアリング。訓練が本当に合うかどうかから、率直にご相談いただけます。
御社の業種・業務・利用ツールに合わせて内容を調整し、お見積りをご提示します。
実施日程・単元構成・評価方法をまとめた訓練カリキュラム・実施要領を、訓練開始前にご提供します。
オンライン(同時双方向)で訓練を実施。日程は御社の業務都合に合わせて調整します。
出席要件と全単元の演習参加を確認し、修了証を発行します。
出席記録・修了評価などの訓練実施記録をまとめてご提供します。社内の育成記録としてご活用いただけます。
受講の実態を客観的に確認できる形で、出席と演習の実施状況を記録します。記録一式は訓練修了後にまとめてご提供します。
受講費用は、1名あたりのシンプルな料金体系です。カリキュラム調整のご相談・お見積りは無料です。
受講費用
400,000円/人
ご相談・お見積りは無料です
なりません。最初の単元で「要配慮個人情報・実名を入力しない」原則、匿名化テンプレート、入力OK/NGの線引きを確認し、以降のすべての演習はそのルールの範囲内で行います。教材・演習データはすべて架空事例で、実在の利用者名や事業所内の実データは使用しません。
いいえ。医療機関の電子カルテとは別物で、障害福祉サービスの記録をスプレッドシートの台帳として1か所にまとめる方法を学びます。専用アプリの開発は訓練の範囲外です。お使いの記録ソフトからデータを書き出せない場合は、画面の項目を写す手順に置き換えます。
いいえ。個別支援計画の作成責任はサービス管理責任者にあり、AIの役割は下書きと選択肢の整理までです。最終的な判断と記載は人が行う前提で、確認の手順も含めて学びます。
単元によって分けています。「どんな仕事があり、どんなスキルが必要か」の整理(単元4)、本人への説明文づくり(単元6)、「自分の成長を記録して一緒に振り返る」考え方(単元7)は同席に適しています。一方、カルテ関連(単元1〜3)、スキルマップの評価段階づけ(単元5)、配置判断そのもの、不調の兆しの扱いは利用者不在の時間帯で実施します。単元ごとに区切られているため、日程を組む際に同席の可否もあわせて決められます。
はい。最初の単元で接続・基本操作の確認から始め、演習ではAIの出力を記録と照らして検証・修正する手順を毎回反復します。ITの専門知識は不要で、PCで日常業務ができれば受講できます。
重複しません。本訓練は支援員の人事・配置業務に特化した応用で、利用者カルテ・スキルマップ・配置案・経過観測の仕組みという成果物をつくり上げます。演習の6割以上を実務形式の課題に充てており、生成AIの概念・基本操作が中心の基礎研修とは扱う領域が異なります。
本訓練は「一人ひとりの情報の整備と、それに基づく配置・経過観測」に特化しています。支援事務の業務フローと自動化を扱う「支援事務ワークフロー自動化研修」、チーム運営と受注案件の管理を扱う「組織マネジメント・プロジェクトマネジメント研修」へ段階的に進むのがおすすめですが、それぞれ独立した訓練として単独でも受講できます。
受講人数を選ぶと、概算の受講費用がその場で確認できます。送信後、担当者からご連絡し、カリキュラム調整とお見積りのご相談に進みます。